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岩国学生寮の沿革と目的

半世紀以上、多くの学生たちが
自己研鑽に励んできた。

 岩国学生寮は、昭和28年(1953)、山口県玖珂郡(現、岩国市)出身の末川博 博士が初代理事長となり、山口県立岩国高等学校(旧制岩国中学・岩国高等女学校を含む)同窓生、岩国市や郷土の企業・団体等の協力を得て設立された岩国地域出身、男子生徒のための学生寮です。
 設立以来、共同生活を通じた、向学精神の高揚・学業の達成・人格の陶冶を目的とし、京都の大学に入学した男子大学生・大学院生に宿舎を提供して参りました。60年以上にわたり、多くの寮生が本寮で自己研鑽に励み、それぞれの卒業後は、各方面で活躍しています。
 平成9年(1997)には、寮生たちがより生活・勉学しやすい新施設として、当初の設立地、左京区から現在地へ移転。平成25年(2013)には、新公益法人制度に対応し、一般財団法人として京都府より認可を受け、新たな一歩を踏み出しています。

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寮生たちは相互扶助・相互交流により、実りある学生生活を送っている。この写真は、ホテルでのマナー研修時に撮影

[目的]

共同生活を通じた

◎向学精神の高揚

◎学業の達成

◎人格の陶冶

​[理事長]
吉敷(よしき)晶彦

​[沿革]

昭和28年(1953​)

京都市左京区に設立

平成9年(1997​)

現在地、京都市上京区今出川小川東入ル北兼康町へ移転

平成25年(2013​)

京都府より、一般財団法人の認可を受ける

~現在、令和

設立以来、岩国地域出身の学生たちが自己研鑽に努めている

岩国学生寮設立発起人(五十音順)

(〇印は実行委員)

有田ミサヲ 伊藤哲男 石神正 〇市野瀬句眞子

岩佐護一 岡村誠三 〇岡本春三 奥村孝

〇加藤信義 勝野井靖美 上林熊雄 工藤文雄

久能スミヨ 久利清 桑田佐助  

佐々木峻三 〇末川博 田島洋 瀧本清 手島正二  

奈良本辰也 〇中濱敏雄 西村茂生 羽村二喜男

林覺 林四郎 〇平佐周三 福田哲夫 福永義彌

福山徳英 星出京吉 〇松尾ヒナエ 三坂泰夫

〇森宗啓 森本準一 森脇幹男 八百屋収 保田ヨミ

山田四朗 吉賀正義 吉見恒雄 和佐景

代表者 末川博

岩国学生寮設立趣意書

実際の設立前、昭和27年(1952)発行。

岩国地域の後輩たちを支援したい、そんな先人たちの寮設立にかける強い思いがよくわかります。

 日本の学都として東京と相並んでいる京都には、明治大正の頃から多数の岩国地方出身者が学んだのであり、また現に学んでおります。すなわち三高・京都大学・同志社大学・立命館大学・龍谷大学・大谷大学・高等工芸・蚕糸専門。府立医大・薬学専門その他で、学んだ者の数は数千数百に及び、おそらく東京で学んだ岩国地方出身者の数に匹敵するでありましょう。そして教育制度の変りました現在、京都には二十ばかりの官公私立の大学があって、そこに学んでいる岩国地方出身の学徒は、まことにおびたゞしい数にのぼっております。

 ところが、これらの学徒が志を立てて遠く郷里を離れ、こゝに学びに来まして直面する最も大きな苦悩は、適当な宿舎がないことであります。幸い京都は戦災は免れましたけれども、戦時中から戦後にかけて阪神地方からなだれ込んだ人達が多いために、住宅難は東京や大阪等と変りない程深刻化しております。従って学徒諸君は落着いて勉強のできる適当な宿舎を見つけるのに苦しみ、また折角よい宿舎を見つけても、料金の高いのに悩まされています。私共はこのような郷党の子弟の苦悩を黙視することができませぬと共に、このまゝに放置すれば優秀な岩国地方出身の学徒が勉学の途をふさがれることになって、国家社会のためにも真に憂うべき結果になるのを恐れております。

 そこで、私共はこの宿舎難を解決し、優秀な後輩学徒が落着いて勉学できるような施設を供したいと考え、過般来その努力をして来たのであります。しかし、そのためには創設の経費として、宿舎の買収その他に少くとも二百五十万円見当を要しますが、この内百三十万円は岩国市に助成をお願い致し、既に助成金交付の件は決定されております。さらに岩国工業クラブに五十万円の助成を交渉中であります。従いまして、私共はその所期の目的を達成するために、その不足額七十万円を目標として募金することになりました。

 つきましては、皆様方におかれましても、郷党の子弟後輩のために何卒右趣旨にご賛同を賜り、先により御寄付を仰ぎ度く切に御依頼申し上げます。

                    昭和二十七年八月

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昭和36年度卒業生送別会記念(於 岩国学生寮)。最前列、右から4番目が、岩国学生寮初代理事長、末川博 博士

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昭和37年度卒業生送別会記念(於 岩国学生寮)。この時も、末川博 博士が参加(最前列、右から3番目)

歴代理事長

  • 初代     昭和29年(1954)~52年(1977)      末川博 法学博士

  • 2代      昭和52年(1977)~平成6年(1994)  羽村二喜男 工学博士

  • 3代      平成6年(1994)~9年(1997)          高木文夫

  • 4代      平成9年(1997)~17年(2005)        山本剛夫 医学博士

  • 5代      平成17年(2005)~令和2年(2020)  守屋和幸 農学博士

  • 6代      令和2年(2020)~令和3年(2021)    竹本知行 博士 (政治学)

  • 7代      令和3年(2021)~現在                      吉敷晶彦 

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